選手寸評
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本田仁海(ほんだ・ひとみ)は、大和市立北大和小学1年から北大和ドリームスで野球を始め、5年時から本格的に投手。つきみ野中では同校の軟式野球部に所属し、3年時に県大会出場。星槎国際湘南高では1年春の県大会からベンチ入り。2年春から背番号1を背負い、2年夏の神奈川大会では創部初の4回戦進出。2年秋はチームを県8強、3年春は4強と快進撃の立役者となった。3年夏は5回戦敗退に終わった。名将・土屋恵三郎監督の下で磨き上げたアウトローが生命線。同校進学後に120キロ台中盤だったストレートを最速149キロまでに押し上げ、3年春の神奈川大会準々決勝(対慶應高)戦では11三振を奪う力投を見せて、集まった全12球団のスカウトたちをうならせた。2017年ドラフト4位でオリックスに入団。18年9月に右肘の手術を受け、復帰に時間がかかることから育成契約となったが順調に回復し19年7月に再び支配下登録された。20年は二軍で主に先発として登板。終盤には一軍デビューを果たした。21年初登板初先発した7月の楽天戦(京セラ)では5回74球5安打2失点とゲームメーク。持ち味である威力十分の直球は最速155キロを計時した。
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