選手寸評
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高橋周平(たかはし・しゅうへい)は、東海大甲府高で1年春から4番を打ち高校通算71本塁打を放った。甲子園出場は果たせなかったものの、3年時には高校日本代表にも選出されている。2011年ドラフト1位で中日に入団。1年目に18歳4カ月でドラフト制度以降の高卒新人では最年少のプロ初本塁打をマーク。二軍でも7本塁打を放ち本塁打王となった。13年は、後半戦から一軍に定着し、球団最年少となる満塁ホームランを含む5本塁打を放った。14年はレギュラー獲得を期待されたものの開幕を二軍で迎えるなど不振で、期待された成績を残せなかった。その後、15、16、17年の3年間は、故障もあって一軍での出場も少なくなった。18年からセカンドにコンバートされるとキャンプ、オープン戦で結果を出し2年ぶりの開幕スタメンを奪取し、20年は初めてシーズン3割を記録した。チームをけん引するキャプテンでもある。パワーアップを目指して臨んだ21年は不本意なシーズンに。主にクリーンアップを務めたものの、5本塁打&39打点と精彩を欠いた。チームに一番影響を与える選手だけに復調は優勝への絶対条件。立浪和義監督からは三番定着指令が出され、勝負強い打撃を取り戻して期待に応える。
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