選手寸評
|
柳田悠岐(やなぎた・ゆうき)は、広島商高、広島経済大を経て、2010年ドラフト2位でソフトバンク入団。3年目の13年に外野のレギュラーをつかむと、14年には全144試合に出場。先輩・小久保裕紀氏の背番号「9」を譲り受けた15年には打率.363、34本塁打、32盗塁でトリプルスリーを達成し、首位打者、MVPにも輝いた。代名詞のフルスイングから生まれる長打とともに選球眼にも優れ、同年から4年連続で最高出塁率をマークしている。シーズン68試合で四番を務めた18年は、シーズン通じて打率3割前後をキープし続け、3年ぶりとなる首位打者に。ポストシーズンでもインパクト大のホームランで日本一に導いた。チームに欠かせない主砲となったが、19年はケガの影響で出場わずか38試合に。20年は19年の悔しさをバネに、離脱することなく、欠場わずか1試合のみで、常に軸として打線をけん引。7月28日西武戦(PayPayドーム)では史上306人目となる通算1000安打を達成。自身初となる最多安打のタイトルを獲得し、5年ぶり2度目のMVPにも輝いた。21年は東京オリンピックの侍ジャパンに召集され、金メダルに貢献。シーズンでは、6月12日のヤクルト戦(PayPayドーム)で、プロ野球110人目の通算200号を達成。また、最後まで本塁打王争いに食い込んだが、結果28本で終了し、リーグ3位だった。
|