選手寸評
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安田尚憲(やすだ・ひさのり)は、吹田市立豊津第一小学校1年時、豊津東少年野球団で野球を始める。小学6年時には阪神ジュニアに選抜。豊津中では赤星憲広氏が代表を務めるレッドスターベースボールクラブでプレー。履正社高では1年秋から主に五番・三塁。2年春から四番、同夏は25打数15安打、2本塁打、15打点の活躍で甲子園出場。秋から三番に座り、大阪大会準優勝、近畿大会優勝。3年春センバツ準優勝。高校通算65本塁打。2017年ドラフト1位でロッテ入団。キャンプ序盤は持ち味のダイナミックなスイングが影を潜めていたが、徐々に調子は上向きに。18年8月10日に一軍初昇格。10月2日のソフトバンク戦でプロ初本塁打を放った。オフには侍ジャパンU-23代表にチーム最年少で選ばれた。3年目の20年はシーズン途中から四番に固定され、終盤こそ4番を外れたもののシーズンを完走。最終的に113試合出場、打率.221、6本塁打、54打点の成績だった。21年も四番としてシーズンをスタート。きっちり犠飛を放つなど打点を稼いだが、勝負どころで安打や本塁打が出ず。好不調の波も激しく、四番定着とはいかなかった。22年は打率.263、9本塁打など多くの数字で自己最多を更新。吉井理人監督も「最低限25本塁打」と期待する。23年こそ本格覚醒へ。
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