選手紹介
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大野雄大(おおの・ゆうだい)は、2010年ドラフト1位で中日入団。1年目の11年は左肩のリハビリのためほとんど登板できなかったが、2年目には4勝を挙げて頭角を現すと、13年から3年連続で2ケタ勝利を挙げ、先発投手の柱として16年、17年は2年連続で開幕投手を務めた。19年はノーヒットノーランを達成(阪神戦)、19、20年最優秀防御率、20年最多奪三振、20年沢村賞受賞。球界を代表する左腕として活躍。21年の東京オリンピックでは侍ジャパンに召集され、金メダルに貢献。22年5月6日の阪神戦(バンテリン)では、9回まで完全に抑えたが、延長戦へ。10回表二死から初安打を許し、完全試合を逃した。1ゲームでの先頭打者から29人連続アウトは史上最長。延長でノーヒットノーランを逃した投手は12人目。23年は4月に左肘の遊離軟骨除去手術を受けたため登板は1試合のみに終わった。完全復活を目指した24年は、2勝6敗と負け越しに終わった。減額制限を大きく超える60パーセントのダウンも納得して受け入れ、背水の陣で25年の巻き返しを誓う。先発ローテーション争いは熾烈ではあるものの、簡単に若手にその座を譲るつもりはない。
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