選手寸評
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小園海斗(こぞの・かいと)は、逆瀬台小1年時に宝塚リトルで野球を始め、2年時に俊足を生かすため左打ちに転向。光ガ丘中では枚方ボーイズに在籍し、全国優勝を複数回経験。侍ジャパンU-15代表に選ばれ、アジアチャレンジマッチ出場。報徳学園高では1年春からベンチ入りし、同夏から一番・遊撃で2年春のセンバツ出場。同夏は県大会準決勝、同秋は県大会3回戦敗退。同秋から副主将で3年夏は甲子園8強進出。2、3年時に侍ジャパンU-18代表でプレーした。2018年ドラフト1位で広島に入団。1年目の19年は、史上2人目となるオープン戦で複数アーチを放ち、シーズンでも58試合出場で打率.213、4本塁打、16打点をマーク。2年目の20年、飛躍が期待されたが、打撃不振などの影響で、一軍出場はわずか3試合。21年は開幕一軍入りこそ逃したが、4月に昇格を果たすと、遊撃手のレギュラーに定着。113試合に出場し、プロ入り後初のシーズン規定打席に到達。惜しくも打率3割は逃したが、セ・リーグ8位の打率.298、5本塁打、35打点とキャリアハイのシーズンとなった。だが翌22年は開幕から不振が続き、4月を終えた時点で打率.157。それでも最終的に127試合に出場し、打率.266の成績を残した。23年も開幕から不振にあえぐも、最終的には80試合で打率.286の成績を残した。反省も踏まえて挑む全試合出場へは、3・4月のスタートダッシュが肝心。規定打席未到達ながら.352と高い打率を残した得点圏での打撃にも磨きをかける。守っては遊撃にこだわって勝負。
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