選手紹介
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砂川リチャード(すながわ・りちゃーど)は、父はアメリカ人、母は日本人で、兄は米マイナー・リーグでプレー。自身は沖縄尚学高から2017年育成ドラフト3位でソフトバンクに入団。2年目の19年は三軍をメーンとしながら、オフのウインター・リーグ(台湾)で打率.299、3本塁打、17打点の成績を収めると、20年春のキャンプではA組(一軍)に抜てき。主力選手にも引けを取らないパワーで存在感を示し続けた。同年3月に支配下登録を勝ち取り、一軍デビューまでは時間を要したが、エキシビションマッチでデビュー。その後はスタメン出場も増やし、打席での確実性を高めた。21年は打った瞬間入ったと分かるプロ第1号の逆転満塁弾から、2カ月で7本塁打を放った。その後は22年、23年と2年連続ファーム2冠、史上初の4年連続本塁打王と二軍では無双状態が続いているが、いざ一軍に上がると、打棒は鳴りをひそめる。23年は5度昇格したが、すぐに降格が繰り返された。24年も本塁打王は5年連続5度目、打点王は3年連続4度目と、やはり二軍では“無双” だ。しかし、一軍では二年連続の0本塁打に終わった。一軍でも「最強」となるべく、オフの自主トレも「質より量」の猛練習。25年は開幕スタメンを勝ち取るも、打率.091、0本塁打と結果を残せなかった。5月12日に巨人へのトレード移籍が発表。二軍ではホームランを量産しているだけに、新天地で真価を発揮したい。
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