選手紹介
|
平良海馬(たいら・かいま)は、石垣中時代に在籍した八重山ポニーズで、部員9人ながら全国大会出場。八重山商工高では外野手兼投手として1年夏から出場。小柄だが馬力を秘め、力強い直球と多彩な変化球を操り、フィールディングも巧みで投手としての総合力の高さが注目を集めた。2017年ドラフト4位で西武入団。1年目はイースタンで10試合の登板にとどまったが、2年目の19年7月に一軍初昇格し、プロ初勝利もマークするなどリリーフとして優勝に貢献。20年は20試合連続無失点を記録するなど、シーズンを通して好調でセットアッパーに定着し、さらには新人王のタイトルを獲得。21年はプロ野球新の39試合連続無失点、パ・リーグ初のシーズン20セーブ&20ホールドをマーク。22年はリーグ最多の61試合登板で1勝3敗9セーブ、34ホールド、防御率1.56で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。23年3月のWBCで侍ジャパンにリリーバーで選出されることが有力視されていたが、先発に転向するためコンディション調整に専念。そして迎えたシーズンでは見事に11勝でチームの勝ち頭。24年は開幕ローテーション入りしたものの右前腕の張りで離脱。復帰後は首脳陣の提案でリリーフとして登板した。同年オフの契約更改では、自身は先発を希望していたが、球団との話し合いの末、中継ぎ再転向を受け入れた。西口文也監督はクローザーとして起用する意向を示す。最速160キロだが「上限は決めていない」と本人が目論むのはさらなる球速アップ。メジャーの舞台も視野に入れる剛腕は圧倒的な成績を残す。また、チャンネル登録数10万人を超える人気ユーチューバーとしての一面も持つ。
|