選手紹介
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今井達也(いまい・たつや)は、作新学院で2年秋からエースとなり、3年夏の県大会では149キロをマークし、同校を6年連続の夏の甲子園出場に導くと、尽誠学園高との初戦で13奪三振を奪う完封勝利。その後も勝ち進み、最速152キロの直球で聖地を沸かせ夏の甲子園優勝を果たした。U-18アジア選手権でも侍ジャパンのエースで優勝。2017年ドラフト1位で西武入団。1年目は二軍で7試合に登板したが、一軍での登板はなかった。2年目の18年は2月に喫煙が発覚し、5月まで出場停止となるも、6月に一軍デビュー。プロ初先発初登板を勝利で飾った。19年はチームトップの22試合に先発登板して、シーズン通して先発ローテで1年間稼働。しかし20年は先発で打ち込まれる登板が続き、ファーム降格を経験。防御率も大きく悪化した。21年は自己最多の8勝をマークしたが、8敗を喫して貯金をつくることができなかった。22年はケガもあり9試合の登板に終わった。しかし23年は力強い直球を軸に自身初の2ケタ勝利、自己ベストの防御率2.30をマーク。24年は2度目の規定投球回に到達し、2年連続2ケタ勝利、リーグ3位の防御率2.34、187奪三振で、目標としていた最多奪三振のタイトルを獲得。49勝91敗3分けで最下位と低迷を極めたどん底のチーム状況の中、強打者相手に真っ向勝負を挑み、三振の山を築いて雄叫びを上げる熱投で、チームもファンも勇気づけた。25年の目標は200奪三振。2年連続の開幕投手にも指名され、先発陣をけん引する。考えているのはNPBでNo.1の投手になることだけ。ファンにとっては「希望」、対戦相手にとっては「絶望」を感じさせる存在となっていく。
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