選手寸評
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廣岡大志(ひろおか・たいし)は、小学4年時にオール松原ボーイズで野球を始める。昭和中ではボーイズ・オール松原に所属。昭和中3年時に全国優勝。15歳以下の日本代表に選ばれた。智弁学園高では2年時に春夏連続で甲子園に出場。2015年ドラフト2位でヤクルト入団。初出場は16年9月26日のDeNA戦、三浦大輔の引退試合。その初打席、三浦からいきなり1号3ランを放った。飛躍が期待された16年は、チームに故障離脱が相次ぎ、遊撃の定位置は空いた状態だったがチャンスをつかめず、一軍出場は11試合のみ。それでもイースタン・リーグでの103安打はリーグトップで、16本塁打はトップと2本差の3位だった。18年は、自身初の開幕一軍&スタメンにも選ばれレギュラー定着が期待されたが、45試合の出場にとどまった。21年3月1日に田口麗斗との交換トレードで巨人に移籍。坂本勇人のケガもあって22年は開幕スタメンに名を連ねたものの、以降は下降線をたどり二軍で過ごす時間が長かった。23年5月17日に鈴木康平との交換トレードでオリックスに移籍。加入してからは高いポテンシャルを攻守で披露。本職は内野ながら外野もこなし、打席では果敢な姿勢で長打もマーク。一軍定着とはならずも、日本シリーズでは適時打を放つなど存在感を示した。移籍2年目は定位置獲りへ。
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