選手紹介
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森友哉(もり・ともや)は、大阪桐蔭高で1年秋から正捕手を務め、2年時には藤浪晋太郎とバッテリーを組んで甲子園春夏制覇。3年時にも春夏出場で4季連続出場。甲子園通算打率.473、5本塁打。高校通算41本塁打。2013年ドラフト1位で西武入団。球団の育成方針もあり、ルーキーイヤーは春季キャンプ、開幕ともに二軍スタートだったが、ファームで打率.341をマークし、7月一軍昇格を果たすと、3試合連続本塁打を放つなど41試合に出場して.275、6本塁打と1年目から結果を出した。18年に捕手としての出場機会を増やし、リーグ優勝に貢献。19年は126試合でスタメンマスクをかぶり、初の首位打者、MVPも獲得して連覇の原動力になった。21年は2年ぶりに打率3割、2ケタ本塁打を放ち、クリーンアップの一角として打線を支えた。22年シーズン終了後にFA権を行使し、オリックスに移籍。移籍1年目の23年、強打を発揮しつつコンスタントに結果を残すほか、得点圏打率3割超と勝負強さが光った。それだけに指名打者のほか、シーズン終盤やポストシーズンは右翼に就くこともあり、捕手としては57試合出場にとどまった。24年は開幕直後に不振に陥り、6、9月に故障離脱と本来の力を発揮できなかったが、次第に調子を上げていったことが実力を物語る。欠かせぬ打線の軸なのは確かだ。完全復調なくして、チームの浮上はない。
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