選手紹介
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大山悠輔(おおやま・ゆうすけ)は、つくば秀英高で遊撃手とともに投手も兼任。白鴎大では1年春から三塁手のレギュラー。4年春のリーグ戦では連盟記録の8本塁打を放ち、大学日本代表候補合宿でも持ち味の「長打力」でアピールし、初代表入りを果たした。2016年ドラフト1位で阪神に入団。1年目からコンスタントに出場を重ね、19年に四番に定着。20年は28本塁打を放ち、21年からはキャプテンに就任。打撃不振でスタメンを外れることもあり、苦しんだ時期もあった。だが、四番打者、主将として、責任を全部背負いチームをけん引。22年は七番で開幕スタートし、その後は五番、四番、六番、三番とさまざまな打順で起用。生え抜きの選手では史上6人目の3年連続20本塁打をクリアした。23年もは四番打者としてどっしりと構え続け1年間チームを支えた。その結実がリーグ優勝であり、日本一だった。24年は春先に打率1割台と状態が上がらず、6月中旬にファーム降格を経験。130試合出場で打率.259、14本塁打、68打点と不本意な成績に終わったが、得点圏打率.354はチームトップと好機の場面での集中力は際立っていた。オフにFA宣言をしたが、熟考の末、阪神残留を決めた。25年は五番を打つことが構想に上がっているが、それでも常にチーム打撃を優先にバットを振っていくのみだ。
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