選手寸評
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上沢直之(うわさわ・なおゆき)は、専大松戸高から2011年ドラフト6位で日本ハムに入団。プロ入り2年間をファームで過ごし、14年に一軍初登板&初先発で初勝利を飾ると、この年8勝をマークし先発ローテに定着。16年は右ヒジ手術のため一軍登板はなかったが、17年以降も先発として活躍。19年6月にDeNAソトの打球が足に直撃し左ヒザを骨折。シーズンを棒に振った。20年に復活し、チーム最多タイの8勝をマーク。21年は開幕投手を務めるなどチームをけん引する頼れる長身右腕。先発ローテーションの軸として24試合に登板し、キャリアハイの12勝を挙げ、防御率2.1も初めての2点台、投球イニング数は160回1/3をマークした。22年は7月16日の西武戦(札幌ドーム)で右足中指に打球が直撃して骨折すると、骨吸収素材による骨接合術を受けて約1カ月後に一軍のマウンドに復帰した。8勝9敗、防御率3.38は納得できる数字ではないかもしれないが、2年連続規定投球回数をクリア。23年オフにポスティングシステムでレイズとマイナー契約を結び、大リーグ昇格を夢見て海を渡ることを決断。その後、金銭トレードでレッドソックスへの移籍が決まった。レッドソックスではメジャー昇格を果たすも、2試合登板に終わった。オフにはFAとなり、ソフトバンクに移籍となった。
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