選手紹介
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鈴木康平(すずき・こうへい)は、千葉明徳高では2年春からベンチ入り。同秋は主戦投手として県大会8強進出。3年夏は専大松戸高に県大会2回戦敗退で甲子園出場はなし。国際武道大では千葉県大学リーグ通算16勝。日立製作所では1年目の日本選手権から登板し、北関東第二代表で都市対抗出場に貢献。本大会では初戦敗退。2年目には先発の柱としてフル稼働。都市対抗北関東二次予選では2試合に先発し、防御率1.88と安定した投球を見せた。2018年ドラフト2位でオリックス入団。19年勝ち星は伸び悩むも、直球を中心とした投球でしっかりゲームメーク。4月から先発ローテを守り続けた。20年開幕ローテーション入りを果たすも、シーズン未勝利に終わった。21年は最速158キロを計時とさらに威力を増し、抑え不在時などに9回のマウンドに上がって火消しも経験。しかし22年は、14試合登板で防御率6.75と不本意なシーズンに。プロ入りから『こうへい』と『三振』を意味する『K』を用いたK-鈴木を登録名としてきたが、23年から心機一転、登録名を本名に。同年5月17日に廣岡大志との交換トレードで巨人に移籍。33試合に登板したものの、防御率は6.59と不安定さをのぞかせた。24年は一軍での登板はなく、オフに戦力外通告。151キロを計測した合同トライアウトでの力投が実り、ヤクルトへの育成契約をつかんだ。ブルペン陣の厚みを増す存在として期待がかかるが、先発経験もあり起用法の幅は広い。2ケタ背番号を勝ち取る。
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