選手寸評
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戸根千明(とね・ちあき)は、小学5年の時軟式の田辺アルファーで野球を始め、中学時代は南京都NSボーイズ(現:京田辺ボーイズ)でプレー。高校は石見智翠館高(入学当時は江の川高)に進学。2年時からエースとして起用され、秋季大会で県準優勝。中国大会でもベスト4まで勝ち上がり、センバツの補欠校に選ばれるが甲子園出場はなし。日大3年の秋、リーグ(東都二部)1位の防御率1.72をマークしている。2014年ドラフト2位で巨人に入団。1年目の15年に46試合登板も、2年目以降は怪我などもあり思うような成績は残せず。19年に26試合に登板し復活の兆しを見せたが、20年は左ヒジ故障により一軍登板は無し。21年投打の二刀流をやめて投手に専念。先発が早期降板の際にはロングリリーフをこなすなど縁の下の力持ちとしてフル回転。二軍戦で先発も経験。22年オフに行われたプロ野球現役ドラフトで広島が獲得し、移籍となった。しばらく不在が続くセットアッパーに名乗りを上げる。23年は開幕直後は無失点登板を続け、頼もしさを見せた。しかし、夏場以降は一軍登板なしに終わった。24年は二軍でも防御率10点台と苦しみ、一軍登板なしに終わり、オフに戦力外通告を受けた。その後は日本新薬で現役続行。社会人野球の舞台で、新たな一歩を踏み出す。
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