選手寸評
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外崎修汰(とのさき・しゅうた)は、弘前市内でリンゴの農家を営んでいる家庭に生まれる。富士大時代は2年秋季リーグで北東北大学野球リーグの最多打点賞、3年秋季リーグで最多盗塁賞、4年秋季リーグで首位打者(打率.432)、ベストナイン(二塁手)、優秀選手賞を獲得した。4年生時は主将を務め、チームは春・秋連続優勝を果たした。2015年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団。ルーキーイヤーは二軍で70試合に出場し27個の盗塁を成功させ、イースタン・リーグの最多盗塁者賞とスポーツニッポンの選定によるイ・リーグの新人賞及びデイリースポーツの選定による技能賞を受賞。16年は自身初の開幕一軍入りを果たす。2017年は二塁や三塁、外野の守備に就くなどユーティリティー性を発揮し、自身初の規定打席にも到達した。第1回アジア プロ野球チャンピオンシップの日本代表に選出され、3試合で打率.462、1本塁打、4打点の活躍でMVPを獲得。2018年は打率.287、18本塁打、67打点、25盗塁という成績でチーム10年ぶりのリーグ優勝に貢献した。2019年は二塁手として固定され、自身初の全試合出場を達成。打率.274、26本塁打、90打点、22盗塁を記録し、チームのリーグ連覇に大きく貢献した。11月の第2回WBSCプレミア12の日本代表にも選出される。20年、22年には二塁手でのゴールデン・グラブ賞を受賞。愛称の「アップルパンチ」は外崎がホームランを打った際に用いられるなどファンの間でも大人気。24年は選手会長も務めチームをけん引する。
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