選手寸評
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又吉克樹(またよし・かつき)は、西原高から環太平洋大、独立リーグの四国IL・香川を経て2013年ドラフト2位で中日入団。高校時代は打撃投手ながら、大学で飛躍のきっかけをつかみ、独立リーグで才能が開花。四国ILで最多勝(13勝)のタイトルを手にするなどチームの前期優勝に貢献した。また独立リーグからドラフト2位での指名は過去最高順位での指名であった。1年目から開幕一軍に入ると、リリーフで開幕戦に登板、4月には初勝利を挙げた。ルーキーながらシーズンで67試合に登板し、防御率2.21と好成績を残した。その後もリリーフとして15、16年ともに60試合以上に登板。17年はキャンプから先発として調整し、4月に初先発、6月にはプロ初完封を挙げたが、交流戦明けからリリーフに再転向。同年のオールスターに監督推薦で初出場を果たした。シーズンでは結果50試合に登板した。アジアCSでオーバーエイジ枠では日本代表に選出。18年まで5年連続で50試合以上に登板。21年は中継ぎ、抑えにフル回転した。オフにFA権を行使し、ソフトバンクへの移籍を決めた。新天地で迎えた9年目も、開幕からリリーフの中心として欠かせない存在となっている。
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