選手紹介
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丸佳浩(まる・よしひろ)は、千葉経大付高から2007年高校生ドラフト3位で広島に入団。3年目の10年に一軍初出場を果たし、11年から一軍に定着。13年は主に一番・中堅として140試合に出場し、打率.273の成績を残した。14年からは主に三番に座り、勝負強い打撃と安定した守備でチームを支え、16、17年のチームのセ・リーグ連覇にも貢献。17年はMVP、最多安打、ベストナイン、ゴールデングラブの4タイトルを手にした。18年は右足を痛めて、4月末から交流戦前までしばらく戦列を離れたが、復帰後は文句ない働きを見せ、2年連続のMVPに輝いた。6月30日のDeNA戦(横浜)では通算1000本安打を達成。同年オフにFA権を行使し、巨人への移籍。移籍後の19年は開幕から三番・中堅を任され、巨人の5年ぶりのセ・リーグ優勝に大きく貢献。20年シーズンも安定した活躍をみせ、通算200本塁打を達成。開幕当初は骨折していたと優勝会見で明かされたが、2年連続で全試合出場を果たした。21年シーズン序盤は打撃不振で二軍落ちを経験、終盤も25打席無安打など苦しみ抜いたシーズン。22年はチームで唯一の143試合出場、最多の80四球、出率.370でOPSは最高の.859と抜群の存在感。だが23年は巨人移籍後ワーストと言える成績に。新たに2年契約を結び挑んだ24年、主に一番打者として復活を遂げたものの慢心はない。25年も“出塁マシーン”の本領を発揮しながら残り158本に迫る通算2000安打へ。まだまだ若手の高い壁として君臨する。
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