選手寸評
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會澤翼(あいざわ・つばさ)は、水戸短大付高から2006年高校生ドラフト3位で広島に入団。09年に一軍デビューを果たして経験を積み、14年に65試合で10本塁打を放つなど活躍。16年は正捕手の石原慶幸と併用されながら優勝に貢献。17年は捕手としてチーム最多出場を果たし、リーグ連覇をけん引。ベストナインも獲得した。18年は規定打席には届かなかったものの、打率3割、13本塁打を放ち65年ぶりとなる球団捕手最多本塁打記録を更新。また、14死球を浴び、シーズン2ケタ死球は球団捕手史上初。19年はリーグトップの得点圏打率.351をマーク。国内FA権を得たが、カープへの残留を表明した。20年9月10日のヤクルト戦(広島)で、ファウルを顔面に受けて担架で退場、9月下旬まで一軍登録抹消となり、先発マスクは63試合にとどまった。21年も故障に悩まされ、東京五輪の日本代表も辞退。捕手としてのスタメン出場は10歳下の坂倉将吾がチーム最多の54試合に対して、會澤は47試合。22年はコンディションが整わず、盗塁阻止率.180はリーグワースト。自慢の打撃でもふるわなかった。23年は坂倉将吾が三塁から捕手にコンバートされ、自身も打率1割台に沈んだことで直近10シーズンで最少の54試合の出場にとどまった。24年は打撃こそ1割台に落ち込むも、チームを勝利に導く巧みなリードで出場機会を増やしている。6月7日には大瀬良大地をリードし、共にノーヒットノーランを達成。
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