選手紹介
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加藤匠馬(かとう・たくま)は、三重高では三塁手だったが、1年夏に肩の強さを買われて捕手に転向。2年秋から正捕手で、3年春のセンバツに出場し、盗塁を3つ刺す。青山学院大では1年秋からリーグ戦に出場した。2014年ドラフト5位で中日に入団。入団からの4シーズンで一軍5試合の出場にとどまり、18年は一軍昇格もなかったが、19年に首脳陣が大幅に入れ替わったことで抜擢を受ける。開幕スタメンマスクを任され、過去最多の92試合に出場した。しかし20年には29試合に出場試合数が大幅に減少。21年は開幕からファームでの調整が続いていたが、6月15日にロッテ・加藤翔平とのトレードが発表された。移籍後はスタメンマスクを被ることも多く、プロ初アーチを含む2HRをマークした。22年12月に無償トレードにより再び中日に入団することが発表された。23年、チーム復帰1年目は開幕一軍入りを果たしたものの、6月下旬に登録抹消となるとそのままシーズン終了。若手の台頭を許した形となった。節目となる10年目の24年は捕手の中ではチーム最多の86試合に出場。抑えの捕手として貢献度は高いが、打撃に磨きをかければスタメン出場も増えてくる。即戦力捕手として注目される石伊雄太には負けられない。打てないイメージを払拭したい。
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