選手寸評
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野村佑希(のむら・ゆうき)は、米国・ミシガン州ハウエルで生まれ、1歳半まで在住。その後、群馬県伊勢崎市で育つ。ミドルネームはジェームス。花咲徳栄高では1年秋からベンチ入りし、一塁手のレギュラーとして埼玉大会準優勝、関東大会出場。2年夏の甲子園出場では四番を務め2本のアーチをかけて全国制覇の立役者の1人に。3年夏は背番号1を着け、四番・投手として北埼玉を制して甲子園2回戦まで進んだ。2018年ドラフト2位で日本ハムに入団。プロでは内野手としてプレー。1年目の19年は8月末に左股関節後方亜脱臼で戦線離脱。全治5カ月の大ケガだった。20年に初の開幕スタメンに抜擢。開幕3連戦は安打が出なかったが、2カード目初戦となった楽天戦で自身初の猛打賞をマーク。しかし、7月に右手小指を骨折して3カ月以上離脱をした。21年には初の四番に抜てきされるなど大きな期待を受けながら、度重なるケガに悩まされてきた。23年から背番号が「5」となり初の「開幕四番」に。自身初の100試合出場をクリアしてキャリアハイの13本塁打、43打点。それでも最後まで四番を守り切れず満足感はない。24年は四番を取り戻しチーム浮上の原動力に。
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