選手寸評
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坂本誠志郎(さかもと・せいしろう)は、履正社高で1年夏から控え捕手(背番号12)でベンチ入りし、同秋からレギュラー。甲子園には2年夏(3回戦)3年春に出場(4強)。明大では1年春からベンチ入りし、同秋から定位置を獲得。4年時は明大、大学日本代表主将。東京六大学リーグ通算95試合、打率.228、3本塁打、38打点。2015年ドラフト2位で阪神に入団。17年、正捕手候補の1人として期待されたが、故障で離脱しているうちに梅野が一気に正捕手の位置を確立しだした。18年に初めて開幕一軍入りを果たしたが、ほぼ二軍生活。一軍では自己最少の15試合の出場にとどまり、19年もわずか20試合出場に終わった。オフに右ヒジのクリーニング手術を受け、万全の状態で迎えた20年。前年を上回る38試合に出場して打率.213の成績を残した。21年は最終戦まで11戦連続スタメン出場で自信もつけた。22年は選手間投票で選ばれキャプテンに就任し、自己最多60試合に出場、先発マスクは50試合。23年、梅野の骨折離脱後に一人で扇の要を守りチームを勝利に導き続けた。リーグ優勝と日本一に大きく貢献した一人で間違いない。投手陣からの信頼は当然厚いだけに、24年は連覇に向けて正真正銘と正捕手となるべく、梅野とその座を争っていく。
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