選手紹介
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万波中正(まんなみ・ちゅうせい)は、コンゴ出身の父親、日本人の母親を持つ。開進第二小2年時にブルーフェニックスで投手として野球を始め、開進第二中では東練馬シニアに在籍し、3年時に全国4強。横浜高では1年春の県大会からベンチ入り(背番号25)し、同夏、2年夏、3年夏の甲子園出場。規格外の飛距離は1年夏から県大会でも実証済み。2018年ドラフト4位で日本ハムに入団。高い身体能力を誇り、将来の外野レギュラー候補として高い期待を集めた。20年はファームで打率1割台と不振にあえいだが、21年は一皮むけた打撃でプロ初安打、初本塁打を記録。22年はチーム2位タイの14本塁打を放つなど、着実にステップアップ。積極的な外野守備でも魅せた。だが打率は.203と安定感を欠く。23年はその確実性をアップさせついに開花。本塁打王争いに参戦して侍ジャパン入りを果たし、強肩を生かした外野守備でもゴールデン・グラブ賞を受賞。24年、“爆肩”はすごみを増し外野手として両リーグトップの11補殺。打撃でも主軸としてチームの躍進に貢献したが18本塁打、OPS.735は目指すところから程遠い。秘めたるポテンシャルをフルに引き出したい。
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