選手紹介
|
佐藤輝明(さとう・てるあき)は、甲東小1年時に甲東ブルーサンダースで野球を始め、甲陵中では軟式野球部に所属。主に捕手を務め、仁川学院高では三塁や外野を守った。近大では1年春から中軸を任され、3年秋にMVP、ベストナインは2年春から3季連続で受賞(外野手で1度、三塁手で2度)。18年には大学日本代表として日米大学選手権に出場、ハーレーム・ベースボールウイーク(オランダ)では優勝に貢献し、秋には二岡智宏の持つ、関西学生リーグ記録の13本塁打を抜き新記録(14本塁打)を樹立した。2020年ドラフト1位で阪神に入団。21年の開幕スタメンでレギュラーに定着し、8月19日のDeNA戦(東京ドーム)で田淵幸一氏を抜く球団新人最多の23本塁打を記録するなど、打撃で首位のチームをけん引。22年は全143試合出場し、打率.264、20本塁打、84打点。新人から2年連続20本塁打をマークしたが、潜在能力を出し切れているとは言えなかった。23年はチーム最多の本塁打に打点を挙げてリーグ優勝と日本一に貢献。だが、不振の時期が長く、持っている資質からして不完全だった。24年は好不調の波が激しく、守備のまずさも指摘されることが多かった。25年こそは堅守で行きたいところ。打撃も、もう一度20本塁打以上を狙うべく進化をさせている。
|