選手寸評
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平内龍太(へいない・りゅうた)は、錦が丘小1年時から野球を始め、2年から軟式の魚住フェニックスで投手。6年時は明南ルーキーズでプレー。魚住東中では軟式野球部に所属。神戸国際大付高では、3年夏に8強進出。亜大では1年秋から登板機会を重ね、力で押していくスタイルから、試合終盤の救援として重宝された。大学4年の3月に右ヒジのクリーニング手術を受けるも復帰し、同秋のリーグ戦で自己最速を156キロに更新した。伯父は元ダイエー・ソフトバンクの投手、永井智浩。2020年ドラフト1位で巨人に入団。1年目の21年は4月に救援で2試合登板したが、防御率8.31と結果を残せずファーム降格。5月に再昇格したが、16日の阪神戦(東京ドーム)で1回持たず4失点の乱調で再びファームに落ち。「悔しさが多い」と振り返るルーキーイヤー。それでも二軍戦では38試合登板で5勝4敗6セーブ、防御率3.13をマーク。22年は中継ぎとして53試合登板。痛打を浴びた登板もあったが、最速157キロの直球で相手打者をねじ伏せる姿に期待を抱かせた。その後11月の右肘クリーニング手術の影響で23年は育成スタートとなり、同年5月に支配下復帰したものの11試合登板にとどまる。オフに背番号は「66」となったが「11」は空き番号のまま。取り返す覚悟で腕を振っていく。
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