選手寸評
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小笠原慎之介(おがさわら・しんのすけ)は、東海大相模高で1年春からベンチ入りし、2年夏の甲子園に出場。2年秋から背番号1を背負い、3年夏の甲子園でも神奈川県の代表に。主に先発を務め、5試合で3勝をマーク。仙台育英高との決勝では9回に勝ち越し本塁打を放ち優勝を決めた。2015年ドラフト1位で中日入団。1年目の後半戦には先発ローテに入り、2勝をマーク。オフに左ヒジのクリーニング手術を受け、17年は5月から一軍に合流となったが、そこから5勝を挙げた。18年は開幕投手にも選ばれた。しかし8月に左肘の違和感を訴え、9月に左肘遊離体除去術および左肘頭形成術を受けた。19年の6月に二軍で実践復帰。その後一軍復帰を果たすが、最終成績は、3勝1敗、防御率2.56。20年は4試合に登板してわずか1勝と自己ワーストのシーズンに終わった。21年はチーム最終戦だった10月26日の阪神戦(甲子園)で6回無失点と好投し、規定投球回143回を3分の1上回った。併せて勝ち星も自己最多の8勝に伸ばした。22年は開幕して1カ月ほど離脱しながら2年連続規定投球回に到達し、初の2ケタ勝利をマーク。142奪三振もリーグ2位と奮投。5年ぶり2度目の開幕投手を務めた23年は3年連続で規定投球回に到達、自己最多の160.2回を投げ抜いた。屈託のない笑顔がトレードマーク。オフには自身のYouTubeチャンネルを開設。
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