選手寸評
|
高橋遥人(たかはし・はると)は、常葉橘高では2年夏の甲子園出場。同秋からエースで3年夏は県大会4回戦敗退。亜大では1年秋から登板。直球で打者をねじ伏せられる投手。長いイニングを投げ切るスタミナも武器の一つ。スライダーにもキレがあり、三振が奪えるのが魅力。打者へ向かっていく姿勢には思わず、相手も圧倒されてしまう。2017年ドラフト2位で阪神入団。1年目の18年、4月11日の広島戦でプロ初登板。7回を無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。20年は左肩の不調で開幕から出遅れ、一軍に復帰したのは8月。21年、対外試合初登板となった2月の練習試合後に、右ワキ腹の筋挫傷でリハビリ組へ。9月に復帰し、9日のヤクルト戦(甲子園)は4回6失点KOで21年初黒星を喫したが、18日の中日戦(甲子園)は大野雄大との投げ合いを制し、7回2安打10奪三振無失点の好投で21年初白星を挙げた。22年4月に「左ヒジ内側側副靱帯再建術」、23年も「左尺骨短縮術」「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受け、2年連続で手術を受けた。リハビリのため、24年からは育成契約に。その後は順調に回復し、同年7月に支配下復帰となった。ウエスタンでも先発起用されており、一軍の後半戦に向けて反撃の切り札になる。
|