選手寸評
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和田恋(わだ・れん)は、高知高時代は高校通算61本の大砲で将来性を評価され、2013年ドラフト2位で巨人入団。1年目から“将来の主軸に”と英才教育を受けた。強肩を買われて一時捕手の練習をしたこともあった。15年はファーム開幕から四番を任され、長打力に磨きをかけた。17年まで4シーズンは一軍出場はゼロも、18年春季キャンプでは一軍に抜擢され、長打力を首脳陣にアピールし、同年初の一軍出場を果たした。しかし翌19年は出場機会がなく、7月に古川侑利とのトレードで楽天への移籍が決まった。21年も一軍で力を発揮することができなかった。右方向に強い打球を打てることを自らの長所に挙げるが、「引っ張って打てる技術も磨いていければ」と向上心は旺盛。22年はプロ9年目を迎えるだけに、何としても納得できる結果を残したいところだ。22年は二軍で12本塁打と自慢のパワーをみせたが、一軍ではわずかに2安打と結果を残せず。23年も二軍で打率.289、16本塁打と打撃力で違いをみせたが、一軍では1安打のみ。一軍の壁を超えることができず、同年オフに戦力外通告を受けた。24年からは社会人野球の明治安田生命でプレーする。
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