選手寸評
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田口麗斗(たぐち・かずと)は、広島新庄高で1年夏から背番号18でベンチ入り。2年夏は背番号10の主戦としてベスト4進出に貢献。3年夏は背番号1を背負った。夏の広島大会決勝では、瀬戸内高に引き分け再試合の末に敗れるも、2試合を1失点完投の奮闘を見せる。2014年ドラフト3位で巨人に入団。2年目の15年にプロ初登板初先発初勝利など3勝を挙げ、上々のデビューを飾る。16年からは先発ローテーション入りし、同年はチームでただ一人、2ケタ勝利を挙げた。17年も13勝を挙げるなど成績を伸ばし、秋にはアジアプロ野球CSで日本代表に選出。18年は更なる飛躍が期待されたが、自身7連敗を喫するなど大きく負け越し、不甲斐ないシーズンとなった。21年3月1日に廣岡大志との交換トレードでヤクルトに移籍。移籍後は開幕から先発ローテの一角を任されたが、シーズン途中から中継ぎに配置転換しフル回転。日本一に貢献した。22年はリリーフ専任でリーグ連覇の力となった。10年目の23年から抑えを任され、リーグ2位の33セーブを記録と役割を見事に果たした。オフには国内FA権を行使せず残留を決断。新たに3年契約を結んだ。24年も最終回のマウンドを守り抜く。
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