選手寸評
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鈴木誠也(すずき・せいや)は、二松学舎大付高から2012年ドラフト2位で広島入団。当初は内野として1年目から11試合に出場すると、2年目には36試合と出場機会を増やす。外野手に転向した3年目の15年に97試合とさらに出番をつかむと、16年は故障で開幕こそ出遅れたものの、攻守走三拍子そろった右翼手として129試合に出場し、打率.335、29本塁打95打点の成績を残しチームのリーグ優勝に貢献。17年は四番打者としてチームを引っ張ったがシーズン終盤に故障しCS出場はできず、チームも敗退した。18年は開幕には間に合わせたが、故障個所を気にするあまり下半身に負担がかかり、一時は登録抹消も。その後スタメンに復帰すると4番らしい活躍を見せ、30本塁打を放ち、リーグ3連覇に貢献した。19年は自己最多の140試合に出場し、本塁打は前年を下回ったものの自身初のタイトルとなる首位打者と最高出塁率を獲得。20年は史上4人目となる5年連続での打率3割と25本塁打をともに達成した。21年の東京五輪では侍ジャパンの四番として金メダル獲得に大きく貢献。シーズンでは打率.317、出塁率.433と2年ぶり“2冠”を達成。オフにポスティングシステムを利用し、メジャー挑戦を決断。22年3月17日にMLB・カブスとの契約合意が発表された。
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