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選手紹介
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桑原将志(くわはら・まさゆき)は、福知山成美高から2011年ドラフト4位でDeNA入団。3年目から一軍での出場機会が増え始め、14年は53試合、15年は60試合。16年に外野レギュラーの座を確保し、133試合に出場。一番打者として打線をけん引した。17年は「一番・中堅」として全試合出場を果たし、初のゴールデン・グラブ賞を受賞。18年からは背番号「1」を背負う。ここ数年は不振で二軍で過ごすことも多かったかつてのリードオフマンが、21年は見事なV字回復を遂げた。打率.317はキャリアハイでリーグ3位。22年は開幕から出場を続けたが、打撃の調子が上がらず、5月にはスタメン落ちも経験。それでも夏場に入ると“夏男”ぶりを発揮し、最終的には.257と帳尻を合わせた。守備面での貢献度は非常に高く、果敢にダイビングキャッチを試みるスタイルで、守備率10割を達成。23年は17年以来となる外野手でのゴールデン・グラブ賞を獲得。一方、打撃面では4月末に右手に死球を受け離脱し、得意とする夏場も状態が上がりきらず、リードオフマンの立場を手放す結果に。24年は日本シリーズで、代名詞であるダイビングキャッチで危機を救い、打撃でも打率.444、9打点の大暴れ。日本一の立役者となり、MVPも獲得した。11月には侍ジャパンにも初選出。25年は「右手親指骨折」で開幕はファームスタートになったが、5月初旬に一軍昇格すると一、二番でチャンスメーク。攻守でチームへの貢献度は高かった。シーズン終了後に海外FA権を行使して熟考の末に西武移籍を決断。ガッツマンの愛称で親しまれた核弾頭は、西武でも勝利のために全力を尽くす。
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