選手寸評
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高山俊(たかやま・しゅん)は、日大三高から明大へ進学。大学時は東京六大学リーグの通算安打を塗り替え新記録の131安打を放った。2015年ドラフト1位で阪神に入団。入団1年目の16年は外野の定位置をつかみ、134試合出場で打率.275、8本塁打、65打点で新人王を受賞。シーズン136安打、猛打賞13回と球団新記録を塗り替えた。17年は攻守で精彩を欠き、103試合出場で打率.250、6本塁打と前年の成績を下回る。18年は45試合出場と激減し、打率.172、1本塁打、14打点。若手が台頭する中で存在感が薄れていく。21年は右足を開いたオープンスタンスに打撃フォームを改造して巻き返しを誓ったが、開幕から1度も一軍に昇格できなかった。22年6月に骨折するなどアクシデントに見舞われた。その中で一軍38試合出場。しかし16年の新人王としてはまだまだ物足りない数字だった。23年は92試合に出場し、打率.249、9本塁打、37打点で打撃好調の時期があったが、一軍から声が掛かることはなかった。同年オフに戦力外通告を受け、その後はオイシックス新潟アルビレックスBCに入団が発表。24年からNPBファーム戦に参入するチームで活躍し、NPB復帰を目指す。
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