選手紹介
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タイラー・オースティンは、2016年にヤンキースでメジャー・デビューを果たすと、初打席で初本塁打を放ち注目を浴びた。しかし、その後は伸び悩み2球団を渡り歩いた。2020年にDeNAに入団。2年目の21年は規定打席にはわずかに届かなかったものの、打率.303、28本塁打と重量打線の核となり、東京五輪ではアメリカ代表の銀メダル獲得に貢献。さらなる活躍が期待された22年だったが、オープン戦で右ヒジの張りを訴え、4月に母国でクリーニング手術を受けた。早期復帰を目指して1週間も経たず再来日するも、守備に就けないためスタメン出場がなく代打での出場にとどまり、38試合出場で打率.156、1本塁打、3打点と不本意な結果に終わった。同年オフにアメリカの病院で右肘内側側副靭帯修復手術を行い、23年は5月から一軍に合流。万全のコンディションで活躍が期待されたが、6月の交流戦でヘッドスライディングをした際に右肩を負傷して戦線離脱した。9月20日に帰国し、「右鎖骨遠位端切除術」の手術を受けた。24年は4月10日の中日戦(横浜)で二塁にヘッドスライディングした際に右太腿裏肉離れで戦線離脱した。それでも一軍復帰後は出場を続け、最終的には打率.316で首位打者を獲得。自身初の規定打席にも到達した。CS、日本シリーズでも本塁打を放ち長打力も健在。主砲の成否は打線のカギだ。
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