選手紹介
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杉本裕太郎(すぎもと・ゆうたろう)は、徳島商高時代投手だったが、青学大に進学し外野手に転向。大学時代は通算9本塁打を放っている。その後JR西日本を経てドラフト10位でオリックスに入団。18年7月に満塁アーチを放ったが、その後は快音がなく1週間も経たずファーム降格し、一軍出場は7試合にとどまった。20年は開幕二軍スタートだったが、当時の中嶋聡二軍監督が監督代行を務める際に一緒に一軍へ。自己最多の41試合、34安打を放ったものの、2本塁打と自慢の長打力は発揮できなかった。しかしその成長は21年に開花。開幕戦でスタメン出場を果たすと、3、4月は自己最多タイの4本塁打を放って、レギュラーに定着。シーズンの途中から四番を任された。最終的に32本塁打をマークし、パ・リーグの本塁打王を獲得。しかし22年は内角攻めに遭って不振に陥る。23年、故障や不振でファーム暮らしも味わったが、チーム2位タイの16本塁打。CSファイナルステージでは4試合計6安打3打点でMVPを受賞した。左足首の痛みを押して挑んだ日本シリーズでも快音を響かせナインをけん引した。24年はファーム再調整など苦しむも、9月は打率.314と復調。チーム日本人トップで4年連続の2ケタとなる11本塁打と、持ち前の長打力を示した。ただ、21年のタイトルホルダーにとっては物足りぬ数字。再びのキングへ。一度でも多く“昇天ポーズ”を披露する。
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