選手寸評
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岩貞祐太(いわさだ・ゆうた)は、若葉小4年時に若葉小クラブで外野手として野球を始め、6年時に全国大会4強。東野中では三番打者として市大会2回戦。必由館高では1年秋から一塁手兼投手としてベンチ入りし、エースとなった2年春から投手専任。3年夏は準決勝敗退で甲子園出場なし。横浜商大では1年春からベンチ入り。2年春に優勝をし、最優秀投手賞。また、大学日本代表として日米大学選手権にも出場した。2013年ドラフト1位で阪神に入団。将来の左腕エースとして期待されるも、立ち上がりの制球の悪さを克服できずプロ入りから2年間で2勝に終わる。しかし、3年目の16年にプレートの踏む位置を変えたことなどで制球力が増し10勝9敗の好成績を残した。17年は先発の軸として期待されたが、5勝10敗と期待外れのシーズンに。だが18年は制球力をさらにつけ、防御率2点台と安定した投球内容で先発の軸として欠かせない存在になった。20年に中継ぎへ本格的に転向し、21年は中継ぎとして自己最多登板を更新するも、防御率4点台という不本意な成績に終わってしまった。23年の開幕前は先発投手として準備をしたが、開幕直前に中継ぎへ戻った。シーズンが始まると中継ぎの中心として、若手にさまざまな経験を伝えリリーフ陣を統括した。いい兄貴分として、また経験豊富なリリーバーとして必要不可欠な存在だ。
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