選手紹介
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阿部寿樹(あべ・としき)は、一関一高から明大、Hondaを経て、2015年ドラフト5位で中日入団。大型ながら攻守に柔軟さを備える遊撃手として即戦力を期待されたが、18年まではなかなか一軍定着はできなかった。19年に二塁の定位置をつかむと、初めて規定打席に到達、リーグ10位の打率.291を記録する活躍を見せた。20年は不振でスタメンを外れる試合もあったが、二塁のレギュラーとしてシーズンを過ごした。21年は打撃不振、上半身のコンディジョン不良などがあり、結果的に66試合の出場で打率.209に留まった。22年は打撃フォームも大きく改造。不振を極めたシーズンから心機一転を図り、レギュラー再奪取を目指し躍動。守備では三塁や外野にも挑戦。自己最多の133試合に出場して、打率.270、9本塁打、57打点と本塁打と打点はチーム2位だった。同年11月15日に涌井秀章との交換トレードで楽天に移籍。キャリア豊富な右打者であり、守備でも本職の二塁のほか、三塁、一塁、外野も守れる。移籍1年目の23年はパ・リーグの投手に苦しみ打撃面で苦しんだ。オフに浅村栄斗と自主トレをするなど貪欲に進化を求めレベルアップを図った。今季もユーティリティーさを生かしチームの穴を埋める働きが求められる。
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