選手寸評
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石山泰稚(いしやま・たいち)は、金足農高、東北福祉大、ヤマハを経て2013年ドラフト1位でヤクルトに入団。1年目からセットアッパーに定着し、オールスターにも出場。2年目以降は先発も経験した。16年は右ヒジ故障の影響で13試合の登板に留まるも、17年はセットアッパーに定着して66試合登板。18年途中からはクローザーに転向し、交流戦では10試合連続無失点をマーク。リーグ2位の35セーブを記録。しかし19年は再び不調に陥り、登録抹消を3度経験することになった。20年は自主トレで、基礎体力を上げるメニューを行い、肉体面を強化。44試合登板で3勝2敗20セーブ4ホールド、防御率2.01の成績を残した。21年は開幕から抑えを任されるも不調が続き、セットアッパーに配置転換された。配置転換後は再び輝きを取り戻し、チームの優勝に貢献。22年は調子が上がらず、6月末に出場選手登録を抹消されると約2カ月間ファームで再調整することも。38試合に登板し2勝0敗、16ホールド、防御率1.75。23年は2年ぶりの50試合登板、自己最多タイの24ホールドも防御率は4点台。24年は4年契約最終年。こだわりを捨て、新しい武器も携えて勝負に挑む。
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