選手寸評
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黒木優太(くろき・ゆうた)は、北綱島小2年時からブラックシャークで野球を始める。日吉台中を経て、橘学苑高に進学すると1年秋には遊撃手としてベンチ入り。2年秋に投手へコンバートされ、3年夏には146キロを投げて注目を集めるが甲子園出場はならなかった。立正大では1年秋から先発・抑えで活躍。2年春は4勝を挙げ、チームの二部優勝に貢献。東都二部リーグ所属で4年間、表舞台で投げることはなかったが、その素材の良さが認められ、6月には大学日本代表候補合宿に参加。2016年ドラフト2位でオリックスに入団。1年目からリリーフとして活躍し55試合に登板し、翌18年も39試合に登板。19年6月にトミー・ジョン手術を受け、20年には育成契約となったが、同年オフに支配下へ復帰した。21年は右肩痛で一軍未登板も22年に復活。23年は18年オフに挑戦していた先発に再挑戦を志願して新たな姿を披露する。23年は先発、中継ぎ、ロングリリーフとさまざまなポジションをこなすも1勝5敗と結果を残せず、シーズン終了後に交換トレードで日本ハムへ移籍することが発表された。新天地の北海道でも自在な働きで活躍の場を広げ、気迫を前面に押し出す魂の投球を披露する。
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