選手紹介
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福谷浩司(ふくたに・こうじ)は、横須賀高から慶大に進学し、2012年ドラフト1位で中日に入団。ルーキーイヤーは6月に一軍昇格するも、9試合登板で約1カ月後に再び二軍に。2年目の14年は開幕から一軍で救援としてフル回転。8月からは岩瀬仁紀に代わりクローザーを務めた。翌年も不動のクローザーとして期待されたが、序盤からリリーフ失敗の場面が目立ち二軍落ちとなった。プロ2年目の14年にはリーグトップの72試合登板で2勝4敗11セーブ32ホールド、防御率1.81をマーク。その後16年、17年も20試合以上に登板しているが、安定した投球は見せられていなかった。19年から先発に転向し、20年に14試合登板で8勝2敗、防御率2.64と好成績を残した。数年前にヘルニアを発症して選手生命も危ぶまれたが、21年は10年目にして初の開幕投手に。だが8月末に右足親指骨折でシーズン終了と不完全燃焼。22年は春季キャンプ序盤に左足首を捻挫して出遅れ、登板も5試合に終わり、その後は一軍に定着できていなかった。24年は開幕を二軍で迎えたが、先発で3勝を積み上げ、再び救援に配置転換されると2試合連続無失点ときっちり抑えた。同年オフにFA権を行使し、日本ハムに移籍が発表された。中日からの移籍で飛躍したアリエル・マルティネス、郡司裕也、山本拓実らに続きたい。
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