選手寸評
|
増田珠(ますだ・しゅう)は、稲佐小1年時から稲佐青空でソフトボールを始め、投手で九州大会準優勝。淵中時代は長崎シニアに在籍し投手兼中堅手で全国大会出場。U-15W杯では日本代表の四番を務めた。横浜高では1年春からベンチ入りし、夏から外野のレギュラーに。2年夏と3年夏の2度甲子園出場。高校通算33本塁打。2017年ドラフト3位でソフトバンク入団。プロ入りを機に内野手に転向。1年目の18年は高校時代に手術した右手首の影響で出遅れたこともあり三軍が主戦場だったが、シーズン終盤には二軍戦出場も果たし、初先発初打席初安打をマークした。19年のオフに高校時代も手術した右手首を再手術。長いリハビリを経て20年8月に実戦復帰を果たした。21年は一軍出場を目指して練習に励んだものの、昇格を果たすことはできなかった。翌22年の7月17日に一軍に昇格し、スタメンで起用されると、初安打を本塁打でマークし、注目を浴びた。23年は自己最多の35試合に出場、ファームで出塁率.374の数字を残したが、同年オフに戦力外通告を受けた。その後ヤクルトが獲得を発表。ソフトバンクを戦力外となったがまだまだ成長の余地を感じさせる。元気の良さも持ち味の新戦力はムードメーカーとしてもチームに貢献する。
|