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選手寸評
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石垣雅海(いしがき・まさみ)は、酒田南高時に高校生離れした飛距離が自慢の東北を代表するスラッガーだった。甲子園でのプレー経験はないが、高校通算37本塁打を誇る。3年夏の山形大会で1試合に3ランを2発放ち、4試合で打率.625をマーク。「ヤクルトの山田哲人レベル」とポテンシャルの高さが高い評価を得た。2016年ドラフト3位で中日に入団。ルーキーイヤーに一軍デビューを果たしたが、10月4日のDeNA戦(横浜)の1試合のみだった。それでも臆せずに全力スイング。左腕の濱口から3三振を喫したが気持ちの強さを見せた。飛躍を誓った21年は、10月になってようやくの一軍昇格。ファームではチームトップの9本塁打を放つなど高い長打力を誇る。22年はすべての面で自己最多を更新したものの満足はしていない。し烈な二遊間争いに食い込んでレギュラーを勝ち取るべく、持ち味の長打力に磨きをかける。内野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤー。23年は22試合の出場と出番が激減。二遊間を守れる野手で一発長打も魅力ながら、その打撃でのアピールが今ひとつだった。置かれている立場は自身が誰よりも分かっている。もう一度、初心に戻ってがむしゃらに突き進む。
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