選手寸評
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石川歩(いしかわ・あゆむ)は、滑川高から中部大、東京ガスを経て2013年ドラフト1位でロッテ入団。キレ味鋭いシンカーを武器に1年目から10勝を挙げ新人王を獲得。2016年は新人年から3年連続2ケタ勝利となる14勝をマークし、防御率2.16で最優秀防御率のタイトルを獲得。17年にはWBC日本代表に選ばれたが、シーズンは3勝11敗の成績で終わる。19年、20年と連続で開幕投手を務めた。21年は6月に右肘関節クリーニング手術を受け、9月に一軍復帰した。22年は2年ぶり3度目の開幕投手を務めた。5月終了時点で防御率1.71。代名詞シンカーを巧みに使って安定感抜群の投球を披露した。ただ、6月に腰痛、9月に右肩痛で離脱も。23年も春季キャンプ開始時点では開幕投手が予定されていたが、コンディション不良のために回避。結局シーズンはプロ入り後初めて一軍登板ゼロに終わった。その後、右肩有痛性ベネット病変、右肩関節唇損傷と診断され、10月24日に横浜市内の病院で右肩ベネット骨棘切除術、後方関節包解離術、関節唇クリーニング術を受けた。同月31日に来季の契約を結ばないと通知したと発表し、その後育成として再契約。24年はリハビリからの再スタート。
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